アメリカン航空のマイルを夫婦合計120,000マイルもらった話
陸マイラー駐在員、へらじかです。
ブログをはじめて2週間、まだまだ累計アクセス数は少ないものの人気記事の傾向が見えてきました。先週書いたアメリカン航空のマイルについて関心が高そうなことが伺えるので、具体的なマイル獲得方法の解説をしたいと思います。最終的に夫婦合わせて120,000マイルを獲得できたので、その報告も兼ねて。
2018年2月追記:6万マイルボーナスのキャンペーンは終了しました。
マイル獲得をはじめたきっかけは、決して多くない収入の中で駐在期間中にいかに節約しつつ旅行するかと考えたことでした。動機の詳細記事はこちら。
単純に言って、旅行費を捻出するためには「収入を増やす」もしくは「支出を減らして旅行に回す」の2つしかありませんが、へらじかはアメリカではExempt Emproyeeに該当し、年俸を月額で受け取る給与体系なので残業代は付きません。必然的に節約が必要になります。
しかしアメリカのレジャー費、ホテル代は日本に比べて高めなので、家族4人で飛行機に乗って3泊、4泊の旅行となると軽く$2,000-3,000かかってしまいます。$1=100円としても20万円、30万円の費用。節約だけで捻出するのは簡単ではありません。
その時、参考にさせていただいたのがアメリカ在住の陸さん、マイさん夫妻のブログ。収入を増やすでもなく、支出を減らすでもなく、旅行費(マイルやホテルポイント)を直接稼ぐという第3の選択肢を与えていただきました。
約2年間こっそりと拝見していますが、飛行機に乗らずにマイルを稼ぐ基本的な考え方やテクニックはこちらで勉強しました。背景にあるのは、日本とは比べ物にならないほど豪華なアメリカのクレジットカード入会ボーナスです。カード決済が浸透しきったアメリカ社会では各カード会社の顧客獲得競争が日本の比ではないほど熾烈なために、マーケティング策として年会費無料や入会ボーナス増加が日常化しています。
前置きが長くなりましたが、上記サイトをきっかけにアメリカのマイル/ポイントファンのサイトで学んだことを活かしてへらじかはこれまで約80万マイル/ポイントを獲得しています。
そのうち、直近で実践したのがアメリカン航空のマイル獲得でした。結果としてはノーコストで夫婦で120,000マイルを獲得しています。具体的な手順は以下の通りです。 (注: 前提としてアメリカ在住の方のみ可能)
1. AAdvantageのクレジットカードに申し込む
2. 普段の買い物でカードを使う
3. 60,000マイルがアカウントに入る
以下、解説します。
1. クレジットカード申し込み
カードの正式名称はCiti / AAdvantage Platinum Select World Elite Mastercardと言い、年会費$95でアメリカン航空の中級ステータスや預け入れ荷物の無料化などのメリットが付帯するCiti Bank発行のクレジットカードです。
肝になるのは、初年度年会費が無料であること、そして申し込み後3ヶ月以内に一定金額をカード決済するとボーナスマイルがもらえることです。通常は$1,000使うと30,000マイルのボーナスですが、先日キャンペーンで一時的に$3,000決済して60,000マイルになっていたのですかさず夫婦二人分の申し込みを行いました。申し込みはWebで完結するので、5分もあれば十分です。(日本と異なり銀行印や各種証明書類のコピー郵送が不要) 必要事項をWeb入力し終わった数秒後に審査が完了、承認(インスタントアプルーブ)されることもしばしばあります。
2. 普段の買い物でカードを使う
文字通り、一定額をカード決済します。期限はカードの開設から3ヶ月以内。カード社会のアメリカでは基本的に何でもカードで決済可能なので目標額達成も比較的簡単です。例として夏祭りの露天でさえカードが切れたりします。
3. マイルがアカウントに入る
カードの支払いを行って数週間待つだけで、特にアクションは要りません。先日無事に夫婦2人分それぞれ、アメリカン航空の60,000マイルを獲得しました。
我が家の下の子はまだチケット不要なので、家族旅行は3人分のフライトを予約します。120,000マイルあればアメリカ国内旅行の往復は軽く賄えます。現在、11月のサンクスギビング休暇にどこに行こうかと思案中です。
現在ボーナスがまた30,000マイルに戻ってしまったので、キャンペーンがはじまったら再度ブログで紹介したいと思います。
通常期とボーナス期には一長一短あり、普段アメリカン航空を利用している方にとっては$1,000使用という達成しやすい目標で30,000マイル獲得が可能なのは利点で、普段ためたマイルと合算して旅行ができます。一方へらじかのように普段はユナイテッドやデルタ派という方には30,000マイルだと家族旅行には少し足りないので、ボーナスが多い時期に$3,000使用にチャレンジされることをおすすめします。
米国在住であること、ある程度のクレジットスコアを持っていること、Social Security Numberを持っていることなどが要件と言えば要件ですが、米国在住の方や駐在員であればいずれも問題ないかと思われます。
そのため、このクレジットカードボーナス獲得の方法は再現性が高いのが特長と言えます。巷にあふれる情報商材の類、「誰でもこの方法で稼げる!○○のやり方!」みたいなものとは一線を画しています。
ただし最近の傾向として各カード会社が条件・ルールを厳格化し始めており、大量のカードが作りづらくなってきています。この方法がいつまで続くかわからないので、できるうちに飛びついておくのが賢い方法かもしれません。
2018年2月追記:6万マイルボーナスのキャンペーンは終了しました。良いボーナスはすぐに無くなってしまうので、タイミングが命です。
次の記事ではカード作成とクレジットスコアの関係について簡単にまとめてあるので参照してください。
夫婦2人でクレジットカードを作成して効率的にマイルを貯める方法はこちらから。
駐在員家族の方にはこちらも。収入がなくてもアメリカではクレジットカード作成が可能です。