駐在員へらじかのアメリカ生活、子育て、マイルの記録

妻と2人の子供と2015-2018年にアメリカ駐在していた30代前半サラリーマンの記録。 物価が高い先進国での金銭事情、子育てと英語教育、旅行費節約のため2年で80万マイル獲得したノウハウなどを在米の皆さんに活用してもらえれば幸い。

NHK過払い受信料7万円(海外居住中)返還成功のコツ

元・海外駐在員へらじかです。

アメリカに住んでいた約3年間分のNHK受信料を過払いしていたことが先日発覚。無事に返還してもらうことができたので、誰かの参考になるかと思い記事にしました。ポイントは、本物のNHK職員と話すことでした。

アメリカでの資産運用やクレジットカードで得する話を発信してきた自分にとって、支出の確認を怠り3年間も過払いに気づかなかったというのは顔から火が出るほど恥ずかしい話。反面教師にしていただければ幸いです。

 

大前提:へらじかはNHKの番組が好きです

この記事では一部不満を書いてはいますが、前提としてへらじかはNHKの番組が好きです。

NHKの作る動物番組や深海の生命とか、ドキュメンタリー系の番組は内容が本当に充実している印象。知らないことをたくさん知れるし、大人になったいまでも知識欲を満たせてワクワクします。そんなコンテンツに対しては尊敬すらしています。

子供番組も優秀。朝や夕方、ご飯の支度のために少しでいいから子供から離れたいというときにどれだけ助けられたか。絶妙な時間帯に最高のエンターテイメントを提供してくれたことには感謝しかありません。

歌と体操のお兄さんお姉さん、ワンワン、うーたん、ゆきちゃん、サボさんやオフロスキー・・・ある意味、みんな育児の戦友。というか救世主です。

職員の給料が高いだとか、受信料契約の訪問がどうだという話もありますが、NHKのコンテンツにはこれだけお世話になっているので、へらじかは受信料を払います。

 

過払い発覚の経緯は2重請求

放送コンテンツへの敬意と受信料の支払いという信頼で結ばれていた私たち(NHKとへらじか)に変化が生じたのはつい先日。

2015-2018年のアメリカ駐在を終えて日本へ引越した後、訪問してきたNHK関連会社の職員 とクレジットカード払いの手続きをしました。まとめ払いをすると安くなるので、半年ごとの契約。

その後カードの支払い履歴を見ていたところ2ヶ月続けて請求があることに気づきます。ここで、海外転居前の契約がまだ生きていたことが発覚。つまりは、2015年からいままで3年間、海外に住んでいたのに受信料を払い続けていたのです。日本に持ち家はなかったので、放送が受信可能なテレビもありませんでした。

その総額は約7万円

資産運用をテーマにブログを書いているへらじかにとってこれだけの無駄な出費をし続けていたこと、チェック漏れがあったことにショックが大きく本気で数日へこみました。

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「NHK受信料の返還はできない」と譲らない人たち

返還手続きのため、まずはNHKふれあいセンター受信料の窓口に電話しました。リクエストしたのは2つ。

1. 旧住所と新住所の2重払いになっているので1本にしてほしい

2. 海外に住んでいた期間の受信料を返還してほしい

この手の問い合わせのためには10桁のNHKお客様番号というのを聞かれます。契約確認で送られてくるハガキに書いてあったりしますが、無い場合は旧住所や当時の電話番号を口頭で確認してたどってもらう事は可能でした。

事前に確認したサイト NHK受信料の窓口 によると、テレビが無いとか住んでいないという場合は放送受信契約の解除事由にあたるよう。

放送受信契約の解約

テレビを設置した住居に誰も居住しなくなる場合や、廃棄、故障などにより、放送受信契約の対象となるテレビがすべてなくなった場合は、NHKにご連絡ください。

こうした場合以外は、放送受信契約の解約はできません。

放送受信契約の解約にあたっては、所定の届出書をご提出いただきます。
NHKで届出書の記入内容を確認のうえ、受信契約を解約します。

お届けのあった前月まで、放送受信料のお支払いが必要です。

まさにこのケースなので返還はスムーズなのかと思っていましたが、NHKふれあいセンターのオペレーターは「返還はできない」の1点張りでした。

2015年の海外引越前に正しく手続きが行われていなかったのが事の発端。ここの非がNHK側かへらじか側のどちらにあったのか、という話なのですが、この電話では平行線でした。

よくよく聞くと、受信料の返還というのは手続き上できないんだ、ということを話されていたので、ふれあいセンターの手続きとしてはNGなことは理解。では、そういった話ができる人から折り返しの電話をもらうことにしました。

(余談ですが、このあと待ってもなかなか電話が来ないのでNHKふれあいセンターへ再連絡すると、電話番号の頭の090と080を間違えていてつながりませんでした、とのこと)

次に電話をくれたのは受信料の契約関係をNHKから受託している会社の方。実際に家を訪問して契約業務をする方々ですね。電話の内容を要約すると、

・前の契約があるのに新規契約をして申し訳ない

・海外居住期間の受信料返還はできない

・今回生じた2重請求についてもクレジット払いなので返還できない

なんと海外赴任期間の分だけではなく、日本に帰ってきてから数か月分の2重払いについても返還ができないということで、問題が一層拡大しています。

 

返還手続きのポイントは「本物のNHK職員」と話すこと

これまでの対応に納得はいかなかったものの、過剰請求だったり手続きのリクエストに応じてもらえないというイライラはアメリカで何度も経験したので、あきらめません。(某ディ○ニーの電話オペレータにさえ1時間以上たらい回しにされた経験あり) 

契約関係をNHKから受託している会社の方とこれ以上話しても進展しないのは明らかだったので、1つの質問と、1つのリクエストをしました。

「あなたはNHKの職員ではないですよね?」

「NHKの職員で、判断が可能な方と話をしたい」

この結果、30分も経たないうちにNHK営業センターの方から直接電話をもらい、3年分の過払いを返還してもらえることになりました

国外にいた証明としてビザの写し出国のスタンプのコピーをNHKに送ることを確約。

これまでの電話ではすべて「返還できない」の1点張りで話はずっと平行線だったのに、NHK職員の話の早さといったらもう感動モノです。迅速な対応へ最大級のお礼を電話で伝えました。

この経験から得たポイントは「本物のNHK職員と話すこと」、これに尽きます。

NHKふれあいセンターのオペレータの方や業務を受託している会社の方と話しても、のれんに腕押し。一言目には「受信料の返還はできません」と言われますが、それに惑わされずに「NHKと話をさせて」とリクエストしましょう。

 

この記事が、海外から帰国して同じ悩みを持つ人の助けになれば幸いです。

 

参考記事です。

日本へ帰国したいま考えているのはiDeCoやNISAという税制優遇措置をどう活かすか。海外から日本へ帰った場合にこれらの制度が使えるのかどうかまとめています。

返還に成功した分は運用へ。米国株はアメリカの証券会社、Firstradeで開いた口座で運用しています。2018年8月現在、日本からの開設も可能です。

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