駐在員へらじかのアメリカ生活、子育て、マイルの記録

妻と2人の子供と2015-2018年にアメリカ駐在していた30代前半サラリーマンの記録。 物価が高い先進国での金銭事情、子育てと英語教育、旅行費節約のため2年で80万マイル獲得したノウハウなどを在米の皆さんに活用してもらえれば幸い。

2018年版: アメリカ駐在員が3分で教えるCoinbaseの使い方・口座開設手順・入金方法

アメリカ駐在員投資家、へらじか (@moose_fukui) です。

2017年8月から使い始めた仮想通貨Webウォレット、Coinbaseの口座開設方法や使い方、入金方法を紹介します。これ一つで売買と保管ができ、シンプルな画面構成でビットコイン初心者・入門者にお勧めです。使い方だけ3分で知りたい方は目次の3番からご覧ください。

 

1. Coinbase (コインベース) とは

ビットコインに代表される仮想通貨 (暗号通貨) を売買し、Web上に保管しておくことができるウォレットサービスです。他のサービスと違って売買と保管の両方を兼ね備えているので、これ一つ登録すればすぐにビットコインの取引を始めることができます。

対応言語は英語やフランス・スペイン・イタリア・ポルトガル語などで、日本語はありませんが画面デザインがシンプルなので私は操作には迷いませんでした。

2017年9月現在、取引や保管が可能なのは以下の4つの通貨です。

・ビットコイン (Bitcoin) 

・イーサリアム (Ethereum) 

・ライトコイン (Litecoin)  

2017/12/27追記:12月中頃からビットコインキャッシュ (BCH) の取り扱いも開始し、全4種の売買が可能になりました。

また、現在は日本の銀行口座との入出金はできないようです。

 

2. Coinbase (コインベース) を選んだ理由

上述のとおり、売買と保管がこれ一つで可能だったことが一番の動機です。いざビットコインを買おうとして調べ始めると、取引所だのウォレットだの、ウォレットにもデスクトップやウェブや紙があるだの、情報量が多すぎて躊躇してしまう方はいるはず。自分もそうでした。

実は最初に登録したのは、検索の結果多くの日本人が勧めていたPoloniexでした。取引可能な通貨の種類が多いというのが魅力。ただ実際に使おうとしてPoloniexは初心者向けではないと感じました。使用方法のチュートリアルが無い上に画面が複雑ですし、何より銀行口座からPoloniexに投資の元金 (米ドル) を入金することができません

あらかじめビットコインを保有している人であればPoloniexに送金し、ビットコイン建てで多種類の通貨を購入できるのですがゼロから始める初心者はそうは行きません。取引にある程度慣れた方向けだろうと思われます。

ちなみにCoinbaseの使い方紹介記事を書こうと思ったのは、最新の情報がWeb上に見当たらなかったためです。他のサイトさんではビットコインとイーサリアムの2種類か取引可能と書かれていますが、実際にはライトコインも可能。また2017年12月からビットコインキャッシュも追加されています。

3. Coinbase新規登録 (口座開設) 方法

詳細な解説は不要なほど簡単でした。メールアドレスの入力をして確認メールを受け取り、メール中のリンクをクリック。その後アメリカで使用可能な電話番号で本人確認を行った後、銀行口座の登録へと進みます。銀行口座登録と入金については次項で説明。

ログインすると以下のようなダッシュボードが表示されます。私はもっぱらiPadでログインしていますが、4通貨の現在価格、チャート、保有通貨の総額など一覧性が高いです。株取引のような印象はなく、取り扱い通貨が少ないためにシンプル化できているのだと思われます。

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4. Coinbase (コインベース) 入金・売買方法と手数料

取引を開始するにあたっての入金方法として、銀行口座 (Checking Account) もしくはクレジットカードの登録が必要になります。それぞれ一長一短があります。

■銀行口座

利点: 一度に入金できる金額が多い。引き出し (米ドルへの換金) が可能。

欠点: Coinbaseへの入金処理に約1週間かかる。

■クレジットカード

利点: 即時に登録が完了するので新規登録したその日に売買を始められる。

欠点: 1週間に入金できる金額が$200までに制限されている。手数料が高い(約4%)。

私は登録初日に鉄は熱いうちに打てとクレジットカードを使用しましたが、手数料の高さに気づいて銀行口座から入金。翌週から本格的に取引を開始しました。

 

登録後は以下のBuy/Sell画面から取引が可能です。操作はシンプルな4ステップで、①購入したい通貨を選択、②支払い方法を選択、③購入額を入力、④Buyをクリック。その後2段階認証が求められ、Google Authenticationを使った6桁のパスコードを入力すると売買が完了します。

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5. Coinbase (コインベース) を丸1ヶ月使ってみた感想

総じて、気に入って使い続けています。毎回のログイン時、銀行からの入出金、購入時などでそれぞれ2段階認証が求められるので、手間といえば手間ですがむしろセキュリティのためにはこれくらいあって当然と捉えています。

手数料については200ドル以上の購入で1.5%と他のサイトより若干高めのようです。(クレジットカード使用時は約4%) 

ただ自分は売買を頻繁に繰り返すのではなく長期保有型であること、そもそも仮想通貨というリスク資産に高額の投資をしていないことから、あまり気にしていません。スタイル次第だと思います。数十セントの手数料をケチってサービスを比較し着手が遅れるよりは、右肩上がりの市場に1日でも早く参入する方がリターンは大きいと考えています。

また、通貨の種類が4種類だけというのも好みが分かれそうな点。厳選された比較的安全な通貨のみが扱われている安心を取るか、高リスクをとってでもまだ無名なアルトコインにベットするか、スタイルによって分かれそうです。

今後は分散投資の考え方で通貨種類を増やしてリスクを下げるか、他のアルトコインは高リスクなものだと考え手を出さないかは慎重な判断が必要だと思います。知識をつけてもっと手を広げたくなった時にはPoloniexも併用してみようと考えています。

 

最後にCoinbaseのリンクを貼ります。こちらのリンクから新規登録すると、新規登録された方と私へらじかにそれぞれ10ドル分のビットコインがプレゼントされます。

10ドル分のアドバンテージに加えて、Coinbaseを模した詐欺サイトを踏まないためにも有用かと思います。

実は少し前までこの手の紹介リンクは貼るのも踏むのも好きではなかったのですが、アメリカに住み始めてチップの文化に慣れたからか、何かサービスを受けたらお返しをする意識が自分の中に浸透してきました。

ここまで読んでいただけた方で、この記事が少しは役に立ったという方、そして知らない誰かよりもへらじかと$10分の喜びを分かち合っても良いと思われた方は以下リンクをお使いいただければ幸いです。

仮想通貨の運用はくれぐれも自己責任で、余剰資金で行うようにしてください。

 

6. Coinbase (コインベース) 日本進出

Coinbaseのオフィシャルブログによると、日本支社の設立が決まったとのこと。日本支社のCEOは、お金のデザインのCOOである北澤直氏。

各種報道では三菱UFJグループとの提携可能性が示唆されています。

米国アカウントを持つへらじかへの影響は現段階では不明。口座が日米共通アカウントになり、仮想通貨をドルと円の両方で売買できるようになると、海外送金の手間がなくなるので非常に嬉しいです。正式サービス開始を期待して待ちます。

 

次の記事は実際の運用成績について。含み益ですが、4ヶ月で200%以上という異常な成果が出ています。その後少し落ち込んだので、時価に一喜一憂せず長い目で見るのが正解かと思います。

仮想通貨以外も含めた、米ドル建ての投資額と日米通産の預貯金額についてはこちらから。