駐在員へらじかのアメリカ生活、子育て、マイルの記録

妻と2人の子供と2015-2018年にアメリカ駐在していた30代前半サラリーマンの記録。 物価が高い先進国での金銭事情、子育てと英語教育、旅行費節約のため2年で80万マイル獲得したノウハウなどを在米の皆さんに活用してもらえれば幸い。

海外駐在員がブログを始めるべき3つの理由 累計10万PVを達成して思うこと

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在米駐在員へらじかです。

おかげさまで当ブログの累計PVが先日20万を突破、本日時点で21万超となりました。PV目当てで始めたわけではないものの、書いたものがたくさんの方に読んでもらえるのは嬉しいです。これを機会に、海外駐在員に向けてブログ執筆を勧めてみたいと思います。

 

理由1: 駐在員ブログはブルーオーシャン、アクセスが取りやすい

以前書いた記事の中で、外務省の統計から引用したグラフがあります。これによると平成25年時点で41万人以上の日本人がアメリカに住んでいるそうです。この数字には一時的に居住している駐在員だけではなく永住者も含まれますが、日本の人口をざっくり1億人としてもアメリカに住んでいるというだけで0.4%の希少な人材です。

念のため書き添えると、偉いとかすごいとか言っているわけではなく算数の話です。国際社会、グローバル化と言われながらも、日本を出た日本人というだけで存在そのものがまだ珍しい時代に我々は生きています。

その0.4%になにか一つのキーワードを掛け合わせるだけで、その価値はさらに希少になります。ありふれたネタであっても、「駐在員」とか「アメリカ」との掛け算でユニークに変身。

へらじかの場合はクレジットカード、資産運用、子供の英語教育などをテーマとして掲げていますが、日本にいたらどれもありふれていて誰の目にも留まらないものばかり。それが駐在員として情報発信をすることで、いくつかの検索ワードで上位を取れていました。

狙っていたわけではなかったのですが、振り返ると駐在員としての暮らしそのものが貴重な情報になっていたんだなあとしみじみ。

こんなことを書くと「海外駐在員ブログ」の競合が増えてしまい自分の希少性が相対的に下がってしまいますが、それならそれでいいと思っています。

そもそもこのブログを始めたきっかけは3年前の自分、海外駐在員の生の情報をWebで取れずに苦労した自分に向けて書いているので、同じ駐在員が書くブログが増えることで今後渡米する人たちに活用してもらえるからです。

特にお金関係は苦労や後悔も多いので、これから駐在に来る方は自分の屍を越えていってほしいと切に願います。

 

理由2: OKY! と感じたときの心の支えになる

ブログを初めて7ヶ月。アメリカに駐在されている方々からたくさんのコメントをいただけるようになりました。直近の3月では、2日に1回くらいの頻度。ありがたいです。

アメリカと一口に言っても広いので、西海岸の方とはフライトで6時間、別の国くらいの距離があります。それでも同じように日本を離れ、しかも同じような年代でがんばっている方からリアクションをいただけるということは、顔が見えなくても会えなくても心の支えになります。

へらじかが住む地域は他に日系企業もなく、日本人会みたいなものもありません。町で会う日本人は9割がた同じ会社の駐在員家族なので、非常に閉じた世界です。

自分にとってブログは、この世界から外の世界へつながる窓のようなもの。日記を書いて窓から紙飛行機を投げていたらカリフォルニアから返事が来た。そんな感覚です。

海外駐在員は時に孤独です。日本の本社からの無理難題、現地スタッフとの摩擦、文化や言語のギャップを埋めるためにその板ばさみになり、孤立した経験は誰でもあるはず。その割を食うのが奥さんだったり、子供だったり。

OKY, お前が ここに来て やってみろ は海外駐在員の間では有名なジョークですが、そんな気持ちになったときに、似たような境遇の日本人とコミュニケーションがとれるだけで救われることも。

しかもアメリカは時差が日本の間逆なのがまた、きついんですよね。電話会議だったり、テレビ会議だったり。この場を借りて、全アメリカ駐在員の皆様、毎日お疲れ様です。

 

理由3: 駐在生活の記録が残る

帰任が近づいてきたいま、特に思うのがこれです。

振り返ると本当にあっという間の駐在生活でした。アメリカ生活に慣れてきたかなーという頃に2人目が生まれ、夫婦ともども日々生命を削って生きてきました。

育児と家事と出張の合間に書いたこのブログは、その光のような日々の中に残る貴重な記録です。子供を寝かせた夜に、または朝4時に起きて数時間、時間を捻出して書いた日々のことが思い出せる、大事なレコード。

きっと日本に帰ったら忘れてしまうであろうこの気持ちをWebに残しておけるというのは今後の長い人生の財産になると思います。

この観点では別にブログじゃなくてもFacebookでもInstagramでも何でも良いんですが、海外生活の写真やらなんやらをSNSにアップし続けるとちょっとイヤラシイ感じが出てしまう可能性も。その点、顔は出さないブログの方が気楽だったりします。

社命での期間付き移住とはいえ、まだまだ貴重な0.4%の体験談。後に残る何かを作っておいて、家族や友人と振り返る機会になると人生は素敵なものになると思います。

 

まとめ: 人にブログを勧めるのは何より自分が読みたいから

上でも書いたとおり、駐在員本人によるブログはまだまだ貴重です。アメリカだけで0.4%ですし、そのほかの駐在員が少ない国ならもっともっと希少なわけです。

現地の視点から日本語で発信する情報というのはとても価値がありますし、単純に自分はそれを読みたいです。

日本への帰国後、へらじかは2回目、3回目の駐在もありえます。行き先もアメリカとは限りません。もしそうなった時に現地から発信される情報をWebで見つけられたなら、きっと良い駐在生活のスタートが切れるはず。

たまたまこの記事を読んでくださった他国の駐在員の方も、ぜひブログ執筆を検討されてはいかがでしょうか。

毎日続ける必要はなく、へらじかもあるときは毎日、あるときは月1回くらいの頻度でマイペースに更新しています。振り返ったときに、財産になるはず。

 

過去記事の紹介です。

これから渡米される予定の方にはクレジットカード完全ガイドの記事がよく読まれています。へらじかのように80万マイルを獲得して、アメリカ旅行を満喫されてください。


駐在員本人だけではなく、帯同した家族でもクレジットカードは作れます。


アメリカで資産運用を始める方へ、証券会社Firstradeの口座開設手順をまとめました。