日本より手数料が安いアメリカのロボアドバイザー投資を始めました
駐在員へらじかです。
最近日本で注目されるロボアドバイザー投資。本家アメリカでは2008年に開始され、2020年の市場規模は10兆円かそれ以上とも言われます。今回はシェア大手の1つウェルスフロントで運用を始め手数料の安さに驚いたのでレポートします。
- ロボアドバイザーとは何か
- アメリカのロボアドバイザー手数料は日本の4分の1と圧倒的に安い
- サービス利用にはSSNと米国の住所が必要=駐在員・駐妻向け
- 登録方法はオンラインアンケートで実施
- 導き出されたへらじかのポートフォリオ
ロボアドバイザーとは何か
AIによって自動化され、人の介在を少なくしたファイナンシャルプランニングのサービスのことを指します。クライアントの資産状況と将来のゴールについての情報をオンラインで集め、それに応じて自動的に投資の振り分けを行ってくれます。定義はInvestopediaから引用しています。
What is a 'Robo-Advisor (Robo-Adviser)'
Robo-advisors (robo-advisers) are digital platforms that provide automated, algorithm-driven financial planning services with little to no human supervision. A typical robo-advisor collects information from clients about their financial situation and future goals through an online survey, and then uses the data to offer advice and/or automatically invest client assets.
個別の株銘柄に詳しくなくても投資が始められることが利用者のメリット。米国内の株式のほか、国外の株式、新興国株や債券、天然資源等の幅広いマーケットへの分散投資を行ってくれます。
アメリカのロボアドバイザー手数料は日本の4分の1と圧倒的に安い
クライアントに代わって分散投資をしてくれるのは一般の投資信託と同じですが、ロボアドバイザーはAIによってプロセスを自動化し、人の手を少なくしているため手数料が安いのがメリットです。
日本の最大手、ウェルスナビの場合では1%。これが預けている金額に対し毎年かかります。(3000万円を超える部分については0.5%)
これに対し、へらじかが使い始めたアメリカの大手ウェルスフロント(Welthfront)の手数料は0.25%と、日本の4分の1です。しかも1万ドル以内の部分(約100万円)は無料。
単純化するために1ドル100円として、200万円運用する仮定すると、ウェルスナビの手数料は20,000円、米ウェルスフロントは2,500円です。
日本のロボアド市場もこれから競争が進んで手数料が安くなるのかもしれませんが、2017年10月の現時点ではアメリカのサービスに圧倒的に分があります。
サービス利用にはSSNと米国の住所が必要=駐在員・駐妻向け
ウェルスフロントの場合、初回登録は住所や年収などの情報と、数個のアンケートのみ。登録自体は10分で完了してしまいます。
ただ2017年10月の現時点では、登録にはソーシャルセキュリティナンバーとアメリカの住所が必要なので、米国在住者や駐在員・駐妻向けの方に向けてこの記事を書いています。
登録方法はオンラインアンケートで実施
Webサイトにしたがって運用の理由、家族構成や年収、投資の方針について10数個の質問の答えていきます。このアンケート結果に基づいて、コンピュータプログラムがポートフォリオを決定してくれます。画面キャプチャで登録画面の一部をご紹介します。
導き出されたへらじかのポートフォリオ
コンピュータに任せるので投資の方針については細かく聞かれると予想していたのですが、実際に聞かれたのは2個だけ。非常にシンプルでした。
・リターンを最大化するかリスクを最小化するか
・10%以上の市場の下落があったときにどう対応するか
これらに答えて"Continue"をクリック。導き出されたへらじかのポートフォリオは以下の通りです。
このあと、銀行から運用資金を振り込んで完了です。先週金曜の夜中に行ったので、この記事を書いている月曜朝時点ではまだ振込みが完了していません。実際の運用が始まったらまたレポートします。
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