駐在員へらじかのアメリカ生活、子育て、マイルの記録

妻と2人の子供と2015-2018年にアメリカ駐在していた30代前半サラリーマンの記録。 物価が高い先進国での金銭事情、子育てと英語教育、旅行費節約のため2年で80万マイル獲得したノウハウなどを在米の皆さんに活用してもらえれば幸い。

アメリカのクレジットカード 選び方とおすすめ4選(2019年1月26日時点)

Twitter上でアメリカのクレジットカード相談をいただいたので、約1年ぶりにはてなブログで本気の記事を書きます。

相談者と、その他大勢の渡米間もない方々のカード選びのご参考に。

また、へらじかが普段どんな思考方法でクレジットカードを絞り込んでいくかをお伝えできれば幸いです。 

 

 

相談者:カリフォルニア州にお住まいの在米歴8ヶ月、O'haraさん

きっかけはこちらのツイート。

 

普段からTwitter上で情報交換をさせていただいているO'haraさんのクレジットカード相談に乗らせていただくことにしました。

 

回答者:2015-2018年にアメリカ駐在していたへらじか(筆者)

アメリカ駐在を経てすでに帰国していますが、在米の3年間で約100万マイル/ポイントをクレジットカードボーナスで獲得した経験を持ちます。

 

このブログをはじめて訪れた方は、以下の記事を先にご覧いただくと、アメリカにおけるクレジットカード作成のメリットや流れが一通り網羅できます。

実際にへらじかと妻が作成したクレジットカード一覧はこちらから。当ブログで最もPV数が多い記事です。

 

 

おすすめのアメリカのクレジットカードは人により異なる

これまでにブログやTwitterを通じてカードの相談を受けたことは多くあります。

その際、おすすめのカードは何かと聞かれるのですが「人によって違います」と答えています。

 

日本の陸マイラーであれば定番の「ソラチカルート」を活用して年間数十万マイルをANAで得るのが鉄則ですが、アメリカでは日本と比べて以下の点が異なるため、いつでも同じカードを薦めるということができません。

 

  • 1枚あたりの入会キャンペーンで得られるマイルが数倍
  • キャンペーンにより数万マイル単位で上下するため

 

また、航空会社が発行するフライトマイルだけではなくホテルが発行するポイントにも魅力的なものが多いため、旅行費を節約するという目的に対して手段は複数あります。

 

  • フライト代をマイルで賄う
  • 宿泊費をホテルポイントで賄う
  • クレジットカード会社のポイントを支払いに充ててフライト/ホテル/食費を賄う

 

さらに、マイルやポイントで達成したい目的や、家族構成、消費動向によっても条件は変わってきます。

 

  • アメリカ国内旅行をしたいのか、日本へ帰省したいのか
  • 最寄の空港は、どの航空会社のハブ空港か
  • 家族構成は、座席が必要な幼児は何人か
  • 普段の支出はどんな種類が多いか(食料品、ガソリン、外食、旅行費、等)

 

これらが頭に入っているために、「おすすめを教えて」に対しては「一概には言えない」という回答になってしまうのです。

 

ちなみに、さらに詳しくなると以下の条件も考慮に入れる必要があります。

 

  • 在米歴とクレジットヒストリーの長さ
  • 現在のクレジットスコア
  • 保有済みカードのブランドや会社名
  • 5/24ルールに代表される上限/制限に触れるかどうか

 

したがって、本気でクレジットカードの相談に乗りたいときには相手の家族構成やクレジットヒストリーまで根掘り葉掘り聞いたうえでなければ、最適な提案ができないのです。

 

だいぶディープな話になるので、渡米後間もない方はブックマークだけして、1年後に再訪してください。きっとお役に立つと思います。

 

今回、O'haraさんに質問をすることで、ニーズの確認や諸条件をクリアにして、おすすめのカードを導き出すことができました。

 

この記事をご覧の皆様も、以下の流れを参考にご自身に最適なカードを見つけられることを願っています。

ひとつひとつ解説していきます。

 

*以下に掲載した紹介リンクを使用された方がクレジットカードに申込み承認されると、へらじかが紹介ボーナスとしてマイル・ポイントを獲得する場合があります。

 

1 家族構成、特にフライト座席数の確認

O'haraさんにリプライを飛ばすと同時に行ったのは、プロフィール欄から家族構成の確認。

飛行機での旅行の場合に、お子さんに座席が必要かどうかでフライトに必要なマイル数が変わるためです。

 

この時点で、3人分のフライト代を浮かせたほうがホテル数泊分の代金よりも大きな節約が期待できるなと、頭の中でざっと計算。

作成すべきカードの候補について、ある程度的を絞っています。

 

ただ、これだけでは判断ができないため質問を重ねます。

 

2 カードの年会費は無料が良いか有料でも許容できるか

アメリカのクレジットカードには、年会費無料のものから年間400-500ドルかかるものまで選択の幅が大きいです。

一般的に有料・高額のものの方がベネフィットは多いですが、支出の多い人でないとそれらを享受できないため、支出額や生活スタイルに合った選択が必要。

 

カード会社間で年会費の設定は異なりますが、カードの格と年会費でおおよそのレベル帯が存在します。

今回、相談者のO'haraさんは有料でも良いというお答えでした。

 

 

 

ちなみに自分自身がこれまで作った10枚の選択ポイントは以下3つでした。

  1. 年会費・・・無料もしくは初年度無料
  2. ボーナスマイル・・・マイルやポイントを金額換算し多いものを優先
  3. 還元率・・・普段の買い物でより多くのマイル/ポイント還元があるもの

 

このうち特に重要なのは1番目の年会費。

カードを大量に作成する自分のような沼の住人は、年会費アリのカードを多く持つと、それだけで年間の支出が多くなってしまうためです。

 

このあたり、過去記事に考え方をまとめているのでご覧ください。

  

3 支出傾向の把握

前述の選び方の3点目、普段の買い物でどのジャンルに多くの支払いをしているかを質問しました。

カードの種類により、食料品で常に2-3%をマイル還元してくれるカードや、自社のフライトやホテルを使用すると5-7倍のポイント還元をしてくれるようなカードもあるためです。

 

 

今回の相談者、O'haraさんの場合は出張時のフライトやホテル代を個人のカードで支払っているとのこと。

 

つまり、出張でよく使う航空会社やホテルのクレジットカードを持てば、数倍早くマイル/ポイントを貯められるということです。

このメリットを活用しない手はありません。おすすめカードが絞れてきました。

 

4 クレジットヒストリーの長さはカード会社選びの鍵

最後の質問として、クレジットヒストリーの長さを確認しました。

O'haraさんは以前もアメリカでお仕事をされていたとのことなので、その時点を基点とする長いヒストリーがあるのか、それとも現在の居住期間である8ヶ月なのかで大きな違いがあるためです。

 

 

アメリカに住んでいる期間が長いほど、金融機関からの信頼の値であるクレジットスコア (FICOスコア) が良くなります。

 

カード会社により、その期間の長さを基準としてカード申込み審査の足切ラインがあります。

Amexは比較的易しく、Citi, Chase, Barclayあたりは若干きびしいと言われています。

 

8ヶ月だと、AmericanExpressでは審査に通り、他では落ちる可能性があると予想します。

 

クレジットヒストリーの長さ、スコアの良し悪しとカード審査の基準は非公開であり、各社異なるため一概に「居住して○ヶ月経過していればOK」とは言い切れません。

十分な期間とスコアがあっても、カード会社が独自に設定したルールに引っかかり予期せず審査に落ちるケースもあります。

 

くわしくは以下の記事をご参照ください。Chaseの独自ルール、通称 "5/24" についても簡単に解説しています。

 

5 期間限定のキャンペーンボーナスを確認する

ここまでに重ねた質問を踏まえて、自分の知識の中でおすすめをお伝えすることは、可能といえば可能です。

ですが、一晩時間をいただくことにしました。

 

理由は、アメリカのクレジットカードは入会時期によりボーナスマイルの量が大きく変動するので、本日時点のベストなオファーを相談者に伝えたかったから。

 

ちょうどさきほど日本のCMで○天カードマンが「いまなら入会で7,000ポイント!」と謳っていました。

顧客獲得のために期間限定でポイント増量するのは、アメリカでも同じです。

 

楽○カードのボーナスは金額換算すると7,000円分。

アメリカなら年会費無料のカードであってもこの5倍はもらえます

 

ただし、ボーナス増量時期を見逃さないことが大前提。

 

最善の回答をするため、アメリカのクレジットカードファンが集まるサイト(沼) にダイブして、O'haraさんの生活にマッチし、かつ現時点のボーナスが大きいものを選んできました。

 

ちなみに自分は以前、デルタ航空のボーナスマイル増量キャンペーンの波に乗り、19万という大量マイルの獲得ができました。

自分の分だけではなく、妻の分も続けて作るのが秘訣です。

 

 

駐在でアメリカにこられていて、配偶者は仕事していないからクレジットカードは作れないよ、とお考えの方。

実は2009年、当時のオバマ政権時代の法律改定により専業主夫/主婦でもクレジットカードを作ることが可能になりました

CARD法と呼ばれる法律について解説した記事はこちらをご参照ください。

 

 

次からいよいよ、おすすめのクレジットカードの紹介です。 

 

おすすめのカード作成方法は、1日に複数枚を申請すること

個別のおすすめカードを書く前に大事な作戦を伝えます。

それは、複数枚のクレジットカードを一気に申請する というものです。

 

ご相談者の在米8ヶ月というのは、カード審査におけるヒストリーの長さとしては当落線上。

十分に長いとは言えず、審査落ちのリスクは十分にあります。

 

そこで、個人的には1日に複数枚の申請をおすすめします。当たるも八卦当たらぬも八卦、英語で言うところの "Hit or Miss" の精神よろしく、弾は複数発撃つと、1つは当たる確率が上がります。

 

カード発行会社が異なれば、それぞれの会社に申し込んでも問題はありません。Amexで1枚、Citiで1枚、ということが可能です。

このための基礎知識は別記事でまとめてあります。

 

これを踏まえて、以下の中から2-3枚の申請にチャレンジしてみてはいかがでしょうか

というのが今回の回答です。

 

おすすめ その1 Barclaycard Arrival Plus World Elite Mastercard

当ブログでは自分が過去に実際に作ったカードの中からおすすめを選んでいますが、2019年1月26日、本日に限っては、自分が持っていませんがダントツに良い期間限定オファーがありました。

それがこの、Barclaycard Arrival Plus World Elite Mastercard です。

https://cards.barclaycardus.com/banking/cards/barclaycard-arrival-plus-world-elite-mastercard/

 

  • ボーナスマイル・・・70,000マイル = 700ドル分のトラベルクレジット
  • ボーナス条件・・・カード作成後90日以内に5,000ドル使用
  • 年会費・・・初年度無料、2年目以降89ドル
  • 還元率・・・全ての買い物で2% (1ドルにつき2マイル付与) 

 

このカードの通常ボーナスマイルは50,000です。それが先日まで60,000にアップしており、さらに2019年1月23日から期間限定で70,000マイルに増加。

ドル換算で700ドル分、フライトにもホテルにも使えるので、お得に家族旅行をしたいというO'haraさんのご要望にマッチ。

 

これと同時に、以前は初年度からチャージされていた年会費が初年度免除になりました。

ご相談者は有料でも良いとのことでしたが、ボーナス額、還元率は他の有料カードと比べてもそん色ないどころか、期間限定で勝っている状況。

 

Barclayがユーザー獲得に本気を出しているのが読み取れます。

自分がアメリカに居たら確実に申請していたであろう1枚。

 

難点は以下2つです。

  1. Barclayの審査が厳しいので有名
  2. ボーナス獲得条件の5,000ドル使用というハードルが高め

 

1点目が鬼門で、在米8ヶ月間のクレジットヒストリーで審査に通ったとしたら奇跡です。

そして通ったとしても2番目の条件を90日以内にクリア、つまり5,000ドル使用しないと、70,000マイルのボーナスはもらえません。

 

この1枚だけなら、物価の高いアメリカでは期限内に5,000ドル分の決済をすることは可能かと思われます。

が、他に同時に作成をしてしまうと、そのカードの最低使用金額もクリアする必要が生じるため、ボーナスを得るためにムダに支出を増やすという本末転倒なことになりかねません。

 

したがって、最初にこのカードの申請にダメ元でチャレンジし、次に2番目、3番目と順に進むのが良いと思われます。

 

 

おすすめ その2 Gold Delta SkyMiles Credit Card 

元々O'haraさんが目を付けられていたカード。

  • ボーナスマイル・・・50,000マイル (2019年1月30日まで) 
  • ボーナス条件・・・カード作成後3ヶ月以内に1,000ドル使用
  • 年会費・・・初年度無料、2年目以降95ドル
  • 還元率・・・デルタ航空で2% (1ドルにつき2マイル付与)、他1% 

 

通常のボーナスマイルは40,000ですが、カード保有者からの紹介リンク (以下) 使用で、2019年1月30日までの期間限定で50,000マイルに増加中。 

 

ご出張でデルタを頻繁に使われるということで、中長期的なマイルの貯まりやすさであったり、出張時の優先搭乗などの利便性も鑑みて選定。

預け入れ荷物に料金をチャージするアメリカでは、無料化のベネフィットも侮れません。家族旅行、とくにお子さん連れでは荷物も多いので、助かります(体験談)。

 

難点は、過去にはボーナスマイルが60,000マイルという時期もあったこと。くわしくは以下の記事をご覧ください。

 

この再来を待つか、現時点の50,000マイルで手を打つかが迷いどころ。

60,000マイルキャンペーンが復活するかどうかは未知数です。

 

おすすめ その3 Hilton Honors Amex Ascend Card

相談者のO'haraさんはすでにHiltonのカードを過去に作成済みですが、その他の渡米後間もない方にはこちらもおすすめです。

https://www.americanexpress.com/us/credit-cards/card-application/apply/partner/personal-card/hil/hilton-honors-ascend-credit-card/ep-hhac-860#/

 

Hiltonは個人向け3種類、ビジネス向け1種類、計4種類のカードのラインナップがあり、このカードは個人向けの真ん中のグレード。

  • ボーナス・・・130,000ポイント *記事執筆時点
  • ボーナス条件・・・カード作成後3ヶ月以内に2,000ドル使用
  • 年会費・・・95ドル
  • 還元率・・・Hiltonで1ドルにつき12ポイント、レストラン・スーパー・ガソリンで6ポイント、他3ポイント 

 

この他、カード特典としてHiltonのGold会員になることができます。

会員特典については以下から見ることができますが、Hilton全ホテルでの朝食無料が一押し。

出張先、旅行先でホテル内で良い朝食を取れるのは、朝一の活力になり、時間も有効に使えます。

 

 

O'haraさん (そして我が家も) のように小さいお子さん連れでの旅行使用が前提なのであれば、Hilton系列を個人的にはおすすめします。

Hilton系の朝食はなかなかのクオリティですし、ホテルで朝食を済ませると旅行に時間を使いやすくなります

 

IHG系列のCrowne PlazaやHoliday Innは基本朝食なし、下のグレードのHoliday Inn Expressは朝食アリですが料理も部屋も、質はHiltonと比べると若干劣ります。

 

以前、グランドキャニオンを旅行した際に書いた記事です。Hilton系列のホテルと、IHG系列のホテルの比較の参考になるかと思います。やや長文です。

 

 

難点は、その2で書いたGold Deltaと同じAmex発行のカードのため、Gold Deltaと同じ日に申込むことができないこと。

1社1枚が原則なので、どちらかを選ぶ必要があります。

 

なお、もしも出張でヒルトンに泊まる機会が多く、カードのベネフィット無くしてGold会員になれるだけの年間宿泊数が予定されているのであれば、95ドルの年会費を払ってGold会員にならなくても、年会費無料のHilton Honorsカードで十分です。

*Gold会員到達の条件:20 stays, 40 nights or 75,000 Base Points

 

Hilton Honorsは自分も、妻も保有しているカード。

年会費無料、かつ海外手数料無料なので日本に帰国した今でもキープしています。

 

  • ボーナス・・・通常80,000ポイント、カード保有者からの紹介リンクから申込むと100,000ポイント 
  • ボーナス条件・・・カード作成後3ヶ月以内に1,000ドル使用
  • 年会費・・・無料
  • 還元率・・・Hiltonで1ドルにつき7ポイント、レストラン・スーパー・ガソリンで5ポイント、他3ポイント 

 

こちらはSilver会員のステータスが付与されます。

年会費無料なので、駐在初期に作ってクレジットヒストリーを構築するにも、駐在後期につくり日本に持ち帰ってからドル建てで買い物をしたいときにも使えて便利です。

自分は後者の使い方をしています。有効期限いっぱい保有する予定。

 

以下のリンクからHilton Honorsへの申込みでボーナスが100,000ポイントに増額されます。


おすすめ その4 IHG Rewards Club Premier Credit Card

相談者が元々狙っていたカードでもあり、今回のアメリカ国内旅行という目的にマッチします。

 

上でHiltonとの比較をしてしまいましたが、O'haraさんのように旅行の目的地が明確な場合、複数のホテルチェーンの会員ステータスやポイントを持っておくことは、宿の確保の観点で重要です。

自分はSPG, Marriott, Hilton, IHGとの4つのステータスを持っていたので、全米どこに行ってもポイントで宿泊が可能でした。

 

IHGのクレジットカードでおすすめはIHG Rewards Club Premier Credit Card です。

  • ボーナス・・・80,000ポイント
  • ボーナス条件・・・カード作成後3ヶ月以内に2,000ドル使用
  • 年会費・・・89ドル
  • 還元率・・・IHGで1ドルにつき10ポイント、レストラン・グローサリー・ガソリンで2ポイント、他1ポイント 

→申込みはChase公式サイトから

 

 

上記のボーナスのほかに、ベネフィットとしてホテル会員のPlatinum Elite statusが付与されます。

宿泊時のポイント付与率が上がるほか、空きがあれば部屋のアップグレードが受けられます。(ただしスイートは除く) 

 

また、1年経過ごとに、IHG系列の中から40,000ポイント以下で泊まれるホテルに、1泊無料で宿泊できます

例えばクラウンプラザに無料宿泊ができることを考慮すると、年会費の89ドル分を補って余りある特典。

 

難点は、発行元であるChaseの審査の厳しさ

Webからの申込み後、即時の承認はされず、後日オペレーターと本人確認の電話した事例や、収入証明をPDFで送ったという事例などが、カードファンの交流するサイト上では散見されます。

 

在米8ヶ月だと少々チャレンジングな目標かもしれません。

Barclay、Amex、Chaseと発行会社をバラバラにしてみて、1-2枚通ったら合格です。

 

この下のグレードとしてIHG Rewards Club Traveler Credit Card という年会費29ドルのカードもありますが、位置づけが微妙です。

得られるホテルのステータスも、ベネフィットも、年会費が無料ではなく29ドルというところも全てが微妙。。。

 

IHGで作るならIHG Rewards Club Premier Credit Card で間違いないかと考えます。

→申込みはChase公式サイトから

 

申請がすべてうまくいった場合、どれだけ旅行で得するか

相談者O'haraさんのご希望は、家族3人でのアメリカ国内旅行をお得に、というもの。

これまでに紹介したクレジットカードの申請が仮にすべて通ると、これだけのマイル・ポイントを手に入れて旅費を節約することが可能です。

  • 50,000デルタマイルで夫婦のフライトを無料化(別途税金、空港使用料が少し)
  • 70,000Barclayマイルは700ドル分のトラベルクレジットになり、お子さんのフライト代と現地でのレンタカー代を無料化
  • 80,000ポイントでIHG系列ホテルに2-4泊の無料宿泊

 

支払うのは食事代くらいですね。朝食もホテルのステータスで無料になっている想定なので、ランチとディナーだけになります。

 

カード作成に対するニーズを明らかにするため質問をして掘り下げること、最新のキャンペーン情報を入手することで、このように家族構成と目的にマッチしたオファーができました

 

さらに、奥様名義でカードを同じカード作成を繰り返すと、次の旅行もほぼ無料化することが可能です。(ご希望のハワイだけは、マイルが多めに必要ですが) 

 

夫婦でクレジットカードを申込むと、お互いが紹介ボーナスをもらえるというメリットもあります。これによりマイル獲得のスピードは1人のときと比べて倍以上になるので、ご活用ください。

詳しくは別記事に書きました。

 

 

最後に:カード審査通過の吉報や、マイルを使った旅行の報告を待っています

約1年ぶりの米国クレジットカード記事、いかがだったでしょうか。

記事の内容の濃さに加えてツイートに含まれる懐かしの「ダイの大冒険」ネタが、一層のディープさを醸し出していますね。30歳未満は置き去り確定です。

 

超ニッチな層に向けた記事をさらにマニア向けに味付けしてしまいましたが、ついてこれる人だけついてくる。これはそういう記事です。

 

相談者のO'haraさんをはじめ、アメリカで奮闘されるどこかの日本人、ほんの数名に活用していただければ十分に幸せです。

ぜひマイル・ポイントを活用して、アメリカの思い出をたくさん作ってください。

 

自分は残念ながら帰国してしまったので、みなさんからのカード審査通過の吉報や、マイルを使った旅行の写真をいただけるととても喜びます。

 

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