米国証券会社Firstradeの口座開設、入金方法2018
駐在員へらじかです。
2017年から資産運用を開始し、先にロボアドバイザーや仮想通貨を始めてしまいましたが、先日ようやくアメリカの証券会社Firstradeの口座を開いたので口座開設手順を記事にしてみました。これから証券会社を検討される在米の方の参考になれば幸いです。
- Firstradeを選んだ理由は2度目の海外駐在に備えて
- Firstradeの口座開設に必要なもの
- Firstradeの口座開設手順
- Firstradeへのログイン方法
- Firstradeへの入金方法
- Firstradeを使ってみた感想
Firstradeを選んだ理由は2度目の海外駐在に備えて
以前書いた「アメリカ駐在サラリーマンが米国株を始めるための下調べ」という記事で証券会社を選ぶ際の基準を2つ挙げていました。
1. 手数料が安いこと
2. 駐在が終わって帰国後も継続して使い続けられること
これらに合致したのがアメリカの証券会社、Firstradeでした。
1. の手数料については取引1回あたり$2.95と業界最安値。
厳密にはInteractive Brokersという別会社の方が安いのですが、そちらでは多くの初期デポジット金額が求められることや、デイトレやスイングトレード向きに設計されている会社なので検討対象からは外しています。
キャンペーンではじめの500回分の取引手数料が無料になったのは幸いでした。
2. の帰国後の継続使用可否の方が個人的には重要でした。
へらじかにはこの先日本への帰国という確実な未来が待っており、さらに将来2回目、3回目の駐在もありえないとは言い切れません。また、その時の赴任先はアメリカとは限りません。
日本の証券会社で口座を持つと、駐在のたびにいちいち売却と再購入を繰り返す必要があります(非居住者は投資ができないため)。つまり、駐在期間中は運用ができません。
このような環境で運用を続けるため、世界を飛び回っても口座を持ち続けていられる証券会社として選択したのがFirstradeでした。
いくつかの英文サイトを参考に、国際対応が可能だという謳い文句を見つけたのが要因。Firstrade公式サイトでも、以下の国々からの口座開設が可能との記載があります。
- Australia, Belgium, China, France, Germany, Hong Kong, Ireland, Israel, Italy, Japan, Korea, Republic of (South), Macau, Mexico, New Zealand, Poland, Singapore, Spain, Taiwan, United Kingdom (Great Britain)
これだけの数をマークしておけば大抵カバーされるのではないかと。将来これ以外の国に行けといわれる可能性も、もちろん2回目が無い可能性もありますが。
3点目の理由を追加するなら、DRIP (配当自動再投資) が可能なことです。
複利の力を最大限活かすために必須ですが、多くの米国の証券会社がDRIPに対応しているので比較という意味では横並びでした。
Firstradeの口座開設に必要なもの
ふだんクレジットカードの申し込みをしているときとほぼ同じ。他に数種類の書面提出が必要ですが、すべてFirstradeのサイトからPDFをダウンロード可能です。
- 米国住所 (自宅、勤務先)
- Social Security Number
- 電話番号
- 銀行口座 (オンラインアカウントのユーザーID, Passwordがあると連携が早い)
- 米国の運転免許もしくはパスポート
Firstradeの口座開設手順
実際の申込み画面をキャプチャしたので、流れに沿って説明します。
ここまで完了したら、免許証やパスポートなどのIDをアップロードします。
ホーム画面のタブでCustomer Service -> Form Center -> Upload と選択すると、PDFファイルやJPG, PNGなどの画像ファイルがアップロード可能。
自宅にスキャナがなくてPDFにできなくても、携帯で撮った写真を受け付けてもらえたのでご心配は要りません。
また、Firstrade Service Agreementという書類も同様にアップロードが必要ですが、サイトの指示に従ってPDFをダウンロード、署名してアップロードでOKです。
Firstradeへのログイン方法
こちらも画面キャプチャで解説します。
Firstradeへの入金方法
2018年3月現在、4種類の方法を選ぶことができます。
1. Check(小切手)を送る
アナログですが、一番堅実な方法です。ホーム画面のタブでCustomer Service -> Fund Your Account と選択すると、宛先住所を確認可能。
2. Wire Funds (Wire Transfer)
いわゆる電子送金。手数料はかかりますが、最も早い方法です。数時間から、早いと1時間程度で着金するためすぐに取引を開始したい人向け。
現在、Wire Transferにかかる25ドルまでの手数料を返金してくれるキャンペーン中だったのでへらじかはこの方法を選びました。
が、キャンペーン対象になるのは25,000ドル以上デポジットした場合だけなのでご注意を。小さく、グレーアウトした字で書いてあるのを読み飛ばし、2,000ドルだけ送ったので返金対象外。うっかり手数料30ドルを損してしまいました。。
3. Electronic Funds Transfer (ACH)
口座開設時に銀行のアカウントをリンクさせておくと使えるようになる方法。着金まで数日かかりますが、手数料がかからないというメリットがあります。
へらじかは銀行のアカウントとの紐付けがなかなかうまくいかなかったので2番のWire Transferを使用したという経緯があります。
カスタマーサービスとチャットをしたところ、本人確認のためSSNのコピーをアップロードしたら紐付けがうまくいきました。チャットの対応は早くて好感が持てます。
4. 他の証券会社からの振り替え
他の証券会社で持っている株や資産の振り替えも可能だそうです。
いわゆる乗換えキャンペーン的なものも行われているよう。へらじかは別の口座が無いのでこの方法はあまり深く読んでいません。
Firstradeを使ってみた感想
相場が下げていたのでさっそくAT&Tや高配当ETFをいくつか購入しましたが、操作はシンプルで使いやすいです。
注文方法については成行→Market 等の日英の言い換えに慣れる必要はあるものの、日本で取引の経験があればほとんど直感的に選択できます。
PC用サイトはチャートが見やすく、画面のロードも軽いです。
スマホ用アプリはiPhoneで動かしていますが、こちらも快適。銘柄がある程度絞れていて注文を入れるだけなら指紋認証でログイン可能なiPhoneアプリの方が手軽です。ポートフォリオを固めるまでの初期はトレードが多いので、操作性は重要。
現在、入会キャンペーンで得た500回の無料トレードがあるので手数料負けを気にせず小額の注文をどんどん入れられて快適です。この間にポートフォリオを固めたいところ。
口座開設用リンク
Firstradeの口座開設は公式サイトから。
上記リンクから口座開設を行い、30日以内に2,000ドルのデポジット、そこから30日以内に初回の取引を行うとへらじかが紹介ボーナスを得ます。
Firstradeではデポジットについて最少金額の設定はありませんが、2,000ドルを入金するとはじめの500回分の取引手数料が無料になるキャンペーン中です。
100ドルの入会ボーナスをもらうには25,000ドル、200ドルもらうには50,000ドルと、入金額が高くなるほどボーナスも大きくなるので、原資が大きい方は検討されると良いかと思います。
へらじかは2,000ドルから始めてみて、経過を都度記事にしたいと思います。
これから米国株を始める方への参考になればうれしいです。
次の記事ではDRIP(配当再投資)の設定方法を解説。日本の証券会社にはできないメリットなので、アメリカで米株を運用するなら活用は必須です。
昨年始めたロボアドバイザー投資についての成績報告はこちらから。銘柄選定や企業研究の手間なく始められたこと、いまのところ順調に成果が出ていることから継続積立を予定しています。
他にもよく読まれている記事はアメリカでのクレジットカードボーナスを活用したマイル獲得方法について。マイルで旅行費を賄えると考えると、自分にとってはこれも広義の資産の増やし方の一つ。